妊娠や出産は、新しい命がこの世に誕生するというそれだけで奇跡の連続です。長年子供に恵まれず、深い悩みや焦りの中で妊活を続けてきたご夫婦にとって、妊娠の知らせは言葉では言い表せないほどの喜びですよね。しかし、妊娠期間中は決して安全なことばかりではなく、時には医学の力だけではどうにもならない過酷な試練が立ちはだかることもあります。今回はオーストラリアで実際に起きた、涙なしには語れないあるご夫婦の感動的なエピソードをご紹介します。一度は失われかけた小さな命が、ご夫婦の深い愛情と温もりによって奇跡的に蘇ったこのお話は、命の尊さや家族の絆の強さを私たちに改めて教えてくれます。妊娠中や妊活中で不安を抱えている方に、希望の光として届きますように。
待望の双子妊娠と突然訪れた26週の早産
オーストラリアにお住まいのケイトさんとデビッドさんご夫婦は、長年子供に恵まれず、苦しい不妊治療を乗り越えてようやく新しい命を授かりました。しかもお腹に宿っていたのは双子の赤ちゃんであり、ご夫婦の喜びは2倍にも3倍にも膨らみ、幸せな時間が流れていました。
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しかし、その穏やかな幸せは突然の出来事によって一変します。妊娠26週という非常に早い段階で、ケイトさんが産気づいてしまったのです。日本の基準でも、妊娠22週から36週の間に出産することを早産と呼びますが、妊娠26週の胎児はまだ身長が約35cm、体重は1000g未満の「超低出生体重児」として生まれることが多く、内臓の機能も未熟なため、NICU(新生児集中治療室)での高度な医療サポートが絶対に欠かせない非常に危険な時期です。
宣告された悲しい現実と両親の最後のハグ
緊迫した医療現場で、医師たちの懸命な処置のもと出産が行われました。双子の一人である女の子のエミリーちゃんは、無事に産声を上げて誕生することができました。しかし、もう一人の男の子であるジェイミーくんは、生まれてきても泣き声を上げず、自力で呼吸をすることができなかったのです。
医師たちは小さな体に対して懸命な蘇生処置を約20分間続けましたが、その甲斐も虚しく、残酷にもジェイミーくんには死亡の判断が下されました。ようやく会えた我が子がすでに息をしていないという現実は、ご夫婦にとってどれほどの絶望だったか想像を絶します。
医師からそっと手渡された動かない我が子を前に、ケイトさんとデビッドさんはジェイミーくんを素肌で胸に抱き寄せ、優しく包み込みました。そして、彼が生まれてくるまでの間にどれほど夫婦で心待ちにしていたか、彼のために準備した名前の由来など、あふれる涙とともにありったけの愛の言葉を語りかけ続けたのです。
医学の常識を超えた奇跡!動き出した小さな指
夫婦が泣きながらジェイミーくんを抱きしめ、温もりを分け与えるように語りかけ続けていたその時です。信じられないことが起こりました。すでに医師によって死亡が確認されていたはずのジェイミーくんが、わずかに呼吸のような動きを見せたのです。最初は反射的な痙攣かと思われましたが、ケイトさんが指先にミルクを少しつけて口元に運ぶと、ジェイミーくんは小さく口を動かしました。
そしてなんと、ジェイミーくんの小さな小さな指が、お父さんであるデビッドさんの手のひらを力強く握りしめたのです。急いで医師が駆けつけて確認すると、止まっていたはずの心拍がしっかりと脈打っており、ジェイミーくんは無事にエミリーちゃんのお兄ちゃんとして、奇跡の産声を上げました。
ご夫婦の深い愛情と諦めない心が医学の常識を覆し、失われかけた命を再びこの世に呼び戻した瞬間でした。
カンガルーケアがもたらす肌と肌の触れ合いの力
この奇跡の背景には、両親の強い愛情に加えて「カンガルーケア(スキン・トゥ・スキン・コンタクト)」という医学的な効果も関係していると考えられています。カンガルーケアとは、生まれてすぐの赤ちゃんをお母さんやお父さんの素肌の胸に抱いて直接肌を合わせるケアのことです。
肌と肌を密着させることで、赤ちゃんは両親の温かい体温を感じ、お腹の中でずっと聞いていた心音を再び聞くことができます。これが究極の安心感を生み出し、赤ちゃんの呼吸や心拍を安定させ、ストレスホルモンを減少させるという素晴らしい効果が医学的にも証明されているのです。もしあの時、死亡が確認されたからといってすぐにジェイミーくんを両親から離してしまっていたら、この奇跡は絶対に起こりえませんでした。
愛の力が生み出す奇跡とプレママへのメッセージ
その後、奇跡の生還を果たしたジェイミーくんは、重篤な後遺症や病気にかかることもなく、双子の妹エミリーちゃんとともにすくすくと健康に成長しているそうです。ケイトさんとデビッドさんご夫婦はこの奇跡の経験を胸に刻み、現在では早産に見舞われたご家族や、病気を持って生まれた子どもたちを支援するためのチャリティー活動に力を注いでいます。
妊娠期間中、私たちはエコー写真を見ては赤ちゃんの成長を喜び、少しの体調の変化で不安に押しつぶされそうになります。早産などのリスクは誰にでも起こり得るものですが、お腹の赤ちゃんは私たちが想像している以上に強い生命力を持っています。そして何より、両親の愛情と温もりは赤ちゃんにとって一番の特効薬になります。
膀胱炎予防にも!妊娠4ヶ月以降も「葉酸」と「ビタミンC」は必須
器官形成期が終わるのが妊娠12週目位ですが、赤ちゃんの脳や神経の発達、そしてママの血液量増加のために、葉酸と鉄分は引き続き必要不可欠です。また、この時期になりやすい「膀胱炎」の予防として、免疫力を高めるビタミンCの摂取も推奨されています。
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これから出産を迎えるプレママやプレパパの皆さんは、ぜひこのジェイミーくんの奇跡のお話を心の片隅に置いておいてください。お腹にいる時からたくさん話しかけ、生まれてきたらたっぷりのスキンシップで包み込んであげましょう。ご夫婦の愛情が、お腹の赤ちゃんにしっかりと伝わることを信じて、残りのマタニティライフを大切に過ごしてくださいね。



