今日は、私が新しい命を授かったことにはじめて気づいた、妊娠発覚(妊娠4週目)の頃のお話を振り返ってみたいと思います。
30代後半での妊娠。一般的に35歳を過ぎると「高齢出産」と呼ばれ、ネットや雑誌などさまざまなところでリスクに関する情報を目にします。その言葉に極端に慌てたという訳ではないのですが、旦那さんとしっかりと話し合い、今年に入ってから本格的に妊活を頑張ることにしました。
そして、私の体に最初の異変が訪れたのは、生理予定日の数日前のことでした。
これって着床出血?生理前とは違う明らかな違和感
ある日、トイレに行くと下着に「ピンク色の少量出血」がありました。そして同時期に、「おへそ辺りの腹痛」が始まったのです。
「もしかして、これが噂に着く着床出血?」 「いや、今回も残念だったのかな…?」
期待と不安が交差しましたが、明らかにいつもの生理の始まりとは違う感覚がありました。通常、私の生理痛は下腹部に重く鈍い痛みがジワジワとやってくるのに対して、今回はおへそ辺りにチクチクと刺すような鋭い痛みがあったのです。痛む場所も、痛みの種類も全く違いました。
後になって知ったのですが、受精卵が子宮内膜に潜り込む時に起こる「着床出血」は、生理予定日の数日前から当日にかけて起こることが多く、ピンクや茶色っぽい少量の出血が見られるのが特徴だそうです。また、おへそ周りのチクチクとした痛みも、子宮が大きくなろうとする変化や、ホルモンバランスの急激な変化による「妊娠超初期症状」の代表的なサインのひとつでした。
検索魔になって陥った「正常妊娠じゃないかも」という恐怖
「これが妊娠超初期症状かもしれない!」と思いながらも、妊娠検査薬の箱には「生理予定日から1週間後以降に使用」と書いてあったため、くそまじめな私はフライング検査をグッとこらえていました。この頃は仕事で忙しく動き回っており、具合が悪くても体を休めることができなかったため、ひとまず様子をみることにしたのです。
ところが、生理予定日を過ぎても生理はこず、終わりがけのような薄い茶色い出血がダラダラと続いていました。相変わらずおへそ辺りの腹痛もあり、時折強めのチクチクとした痛みも走ります。
気になってスマートフォンで症状を検索していると、ある衝撃的な情報に行き当たりました。
「もしかしたら、正常妊娠じゃないかもしれない…」
私の症状は、異所性妊娠(子宮外妊娠)などの異常を知らせる病気の症状にすごく当てはまっているように見えたのです。「ネットの症状は個人差もあるし、素人が決めつけてはいけない」と、冷静に考えれば今ならわかるのですが、その時は不安で完全に思い込んでしまい、パニック状態に陥っていました。
複雑な心境での検査薬、そして病院での「切迫流産」宣告
まずは白黒はっきりさせるために妊娠検査薬を使ってみることにしました。
結果は、くっきりと「陽性」のライン。
本来なら飛び上がって喜ぶべき瞬間ですが、自分の中ですでに「異常妊娠などの病気かもしれない」と思い込んでいたため、すごく複雑な心境のまま、覚悟を決めて以前から通っていたレディースクリニックへと向かいました。
不安に押しつぶされそうになりながら待つこと2時間。ようやく私の診察の順番が回ってきました。
内診台でのエコー検査の結果、先生から告げられたのは「子宮内にしっかりと胎嚢(赤ちゃんの袋)が確認できますよ。正常妊娠です」という言葉でした。
ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、先生の口から信じられない言葉が続きました。
「ただ、子宮内で少し出血が見られます。切迫流産しかけている状態ですね」
お腹の命を信じて。私にできるたったひとつのこと
切迫流産とは、流産してしまう一歩手前の危険な状態のことです。ようやく正常に妊娠できているとわかって安堵した直後に、今度は失ってしまうかもしれないというさらなる不安に襲われ、頭の中が真っ白になりました。
その後、先生から切迫流産についての詳しい説明や、妊娠初期の流産の確率などの現実的な話がありました。そして、最後にこう言われたのです。
「今の時期、お薬などで止めることはできません。出来ることは、お子さんの生命力を信じて祈ること。そして、とにかくあなたが絶対安静にすることです。ここから先はあなたの頑張り次第ですよ」
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不安と恐怖から始まった私の妊娠生活。しかし、エコーで見えた小さな小さな黒い丸は、私のお腹の中に新しい命が確かに宿っているという何よりの証拠でした。
仕事の忙しさを理由に体を休めてこなかった自分を猛省し、これからはこの小さな命を守るために、やれることを精一杯尽くそう。ただひたすらに横になり、体を休めようと強く決意した瞬間でした。
妊娠超初期は、ちょっとした出血や腹痛で心も体も大きく揺れ動きます。もし今、私と同じような症状で不安な夜を過ごしているプレママさんがいたら、どうか無理をせず、まずは病院で診察を受けて、とことん体を休めてあげてくださいね。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。私のこの体験が、誰かの不安に寄り添うことができれば嬉しいです。


